おかえりモネ(102)地域防災推進策で亀島を先行実施する架空の集落リストから元の集落名を対比
おかえりモネ(102)。
モネ(清原果耶)は地域防災推進策を市内で試みるも、個人情報の問題から中々進められない現実が。
三生(前田航基)の口から、
「町の人の感覚と島の感覚はまた違うがらなあ。ほら、島なんかみんな開けっ広げだけど。──」
と出たことで、モネは亀島から始めてみることにする。
その際画面に映った「亀島地区(13行政区)」というリスト。
ストーリー上はただの集落リストで、それが架空なのか実際のものなのかはほとんどの視聴者には意識されないシーンだと思います。
しかしながら、モデルとなった島と集落を知る側からすれば、ほとんどの視聴者では味わえない、このパロディの面白さに笑いをこらえることが出来るはずもありません。
そこで全国のおかえりモネ検証好きが実施していないであろう、亀島地区の集落名とモデルとなった集落を見てみたいと思います。
おそらくモデルとなったリストはこちら。
大島地区(13行政区)
名称 | よみがな | 区域 | |
---|---|---|---|
1 | 崎浜区 | さきはまく | 横沼及び三作浜,駒形,中山の各一部 |
2 | 要害区 | ようがいく | 駒形,中山,要害の各一部 |
3 | 浅根区 | あさねく | 浅根及び中山,要害,長崎,高井の各一部 |
4 | 長崎区 | ながさきく | 長崎,高井,廻舘の各一部 |
5 | 高井区 | たかいく | 長崎,高井,廻舘,外畑,大向の各一部 |
6 | 田尻区 | たじりく | 外畑,大向,田尻,浦の浜の各一部 |
7 | 廻舘区 | まわりだてく | 廻舘,外畑の各一部 |
8 | 浦の浜区 | うらのはまく | 外畑,田尻,浦の浜の各一部 |
9 | 磯草区 | いそくさく | 磯草の一部 |
10 | 外浜区 | そとはまく | 外浜 |
11 | 新王平区 | しんのうだいらく | 三作浜,中山の各一部 |
12 | 亀山区 | かめやまく | 亀山及び磯草の一部 |
13 | 大初平区 | おおはつだいらく | 大初平 |
それでは、どのようにパロディ化されたか見える部分だけでも対比してみましょう!
(リアル版→モネ版)
大島地区→亀島地区
行政区数は同じ!
1.崎浜区→先伊香区(さきイカ…)
横沼→縦沼(横から縦へ)
2.要害区→要回区(濁点を取って妖怪…)
駒形→駐形(馬へん活かした)
中山→中口
3.浅根区→傘根区(子音を付けた)
4.長崎区→中咲区(濁点を取った)
5.高井区→高木区(子音を付けた)
6.田尻区→田知区(濁点を取った)
外畑→外誰(そとだれ??似た漢字に)
7.廻舘区→廻種区(て→ね)
8.浦の浜区→浦の塙区(ま→な)
9.磯草区→若緑(?)区(緑色イメージ?)
と、ここまでが13のうち9までの映像内のパロディです。
おわかりいただけましたでしょうか。
おかえりモネ検証好きがやっていないであろう、亀島の架空集落名と元の集落名の対比でした。
三生の断髪の際、飛龍革命(新日本プロレスの藤波辰爾とアントニオ猪木の控室での出来事)のパロディや断髪中の中邑真輔の髪型のパロディを、視聴者が察したことは制作サイドはしてやったりだったと思いますが、まさか集落のパロディを指摘されるとは思っていなかったのではと思います!
おかえりモネ(39)「それでも海は」漁師・及川新次(演:浅野忠信)が地元民過ぎて聴き取れなかったセリフを書き起こし
おかえりモネ(39)「それでも海は」漁師・及川新次(演:浅野忠信)が地元民過ぎて聴き取れなかったというネットの書き込みがかなりありましたので、ネイティブの管理人がセリフを書き起こします。
飲み潰れた新次に肩を貸して永浦家に連れ帰る龍己と耕治
耕治「しっかりしろおら。しっかりしろ。」
縁側の亜哉子・百音・未知
百音「何処に居たの?」
亜哉子「家の有ったトコにね…座ってたあ。」
流されたであろう自宅跡の石段で酎ハイを飲む新次
空き缶を放り投げる
震災直後に留守電に入った美波の声を再生する
美波「美波です。亮は学校に居っから、大丈夫。私も今、位牌持って家出るどご。お父さん、船、沖に出せだ?無理しないでねえ。」
永浦家の茶の間に龍己・耕治・亜哉子・新次
耕治「どうした?此処んとこ、酒も止めで、病院にも通ってたんだろ?土木の仕事も、きっちりやってるし、カネも少しずづだげど、返してる。ちゃんとしようって、頑張ってだんでねえのが?」
龍己「それとも何か、酒でも飲まねえと、やってられない事でも有ったが?」
新次「いや…違います。」「5年って長いですか?」
龍己「え?」
新次「お前まだそんな状態がよ?って、あっちこっちで言われるんですよ。でもねえ、何でか、もう、ずうっとどん底で、俺は何も変わらねえ。」
亮がかけつけ縁側越しに会話を聞き入る
新次「いや、そういう中でね、嬉しい事があったんです。昨日病院がら帰ったら、連絡が、あってね。船に乗ってる亮がら、メカジキ50本揚げだって。もう、それがすんげえ良い声で。明日港に戻っから、オヤジ見に来てよって。なんだよ、ガキじゃあるめえしって思ったげど、その、言ってる事ガキなのに、その声がもう、子供じゃ無がったのが、俺もの凄ぐ嬉しくて。もしかしたら俺に似て、筋が良いんじゃねえがど思って。」
龍己「んんん。」
泣き出す新次
新次「それを、喋る相手が…話す相手が居ないんだ…。」
同情の龍己・耕治・亜哉子
新次「ホントだったら一杯飲みながら、一緒に親バカだなって、言い合える美波が居ないがら…」「ほんだわな。それ気づいだら、家が有ったどご戻ってだ。ホントに毎回迷惑掛けでゴメンな、耕治…ホントにゴメンな…もう…」
縁側のガラス戸を開けて入って来る亮
亮「よっしゃあ!一曲歌うが!」
新次「亮…おめえ…」
亮「耕治さん、アレまだ有りましたよね?カラオケ、この辺か。おう、まだ有った!」
耕治「亮…」
亮「よいしょ…」
耕治「亮…」
亮「電源何処だっけ…」
耕治「亮、よせ。」
亮「良いじゃないですか!!メカジキ50本揚げて、祝杯上げてえけど、俺誕生日まだだから、酒も飲めねえし、一曲歌わせてもらっても良いでしょう?」
涙する亜哉子・百音・未知
亮「ほら、オヤジ!…オヤジ!!」「母ちゃんよく歌ってたヤツ、歌ってやんよ!!」「あーきーらーめーまーしたー あーなーたーのーこーとはー もうー電話もーかけ…」
新次の携帯電話を投げようとする亮
耕治「亮!!」
新次「歌なんかやめろよおまえ…俺は歌なんかでは誤魔化されねえがらよ。」「俺は立ち直らねえよ…絶対に立ち直らねえよ!!クソお…」